AINUPERA Makiri/Pasuy/Attus/Short
「ペラ(へら)」は、料理や織物にも使われるなど、アイヌ文化にとって日常生活に欠かせないもの。
一方で靴を履くための「へら」である靴べらは、現代の暮らしにとって必需品。
この靴べらの名前に「PERA」を用いることで、アイヌの伝統文化と現代の日常生活をリンクさせました。
AINUPERA Makiri/AINUPERA Pasuy
持ち手にアイヌ文様を木彫で施した、マキリやパスイのような靴べら。
アイヌ文様のモレウノカ(渦巻の形)やラムラムノカ(ウロコの形)が美しく彫り込まれており、日常からアイヌ文化を身近に感じることができます。
AINUPERA Attus
アットゥシで持ち手を包むように巻き付けた靴べら。
アットゥシは、アイヌの手仕事として古くからオヒョウなどの樹皮から作られた糸で織った反物。そのアットゥシの独特な
風合いと手触りを楽しめます。
AINUPERA Short
アイヌ文様をレーザー加工で施した持ち歩ける靴べら。
手軽に持ち歩けるショートタイプのくつべらは、お土産や贈り物にもおすすめです。
プロフィール
三島 大世
プロダクトデザイナーイギリスの芸術大学を主席卒業後、東京を拠点にフリーランスのプロダクトデザイナーとして活動。現在は日本全国を飛び回り、伝統工芸から町工場まで地場産業を活かしたものづくりをおこなっている。
商品開発だけでなく、実店舗の運営や展示会出展、クラウドファンディングなど販売にも直接関わっている。
2018年 ASIA DESIGN AWARD Winner
2019年 グッドデザイン賞 受賞
貝澤 守
アイヌ工芸家/平取町出身幼幼少期より、木彫職人であった父、守幸(1977年没)の彫刻を見て育つ。二風谷のイタ(盆)には先人の味わい深い技が生 き残っていると、その伝承に努めながら独自の作品づくりに力を注いでいる。
二風谷民芸組合代表理事、一般社団法人びらとりウレシパ代表理事、株式会社平取町アイヌ文化振興公社取締役などの公職多数。
「貝沢民芸」店主。
2010年 国土緑化推進機構 森の伝承・文化部門「森の名手・名人」
2020年 伝統的工芸品産業功労者等経済産業大臣表彰
柴田 幸宏
アイヌ工芸作家/河東郡音更町出身以前より興味のあったアットゥシ織を学ぶため、2018年より二風谷に移住。アットゥシをはじめとするアイヌ伝統工芸全般の技術技法や原材料の調達などについて学ぶ。
2021年公益財団法人アイヌ民族文化財団アイヌ工芸作品コンテスト奨励賞。