COLLABORATION PROJECTNo.103

川村真優香×貝澤太一

つぼ押し kewotne

商品仕様

■本体
・直径20~30㎜、長さは約100~120㎜
・外皮及び靭皮が残るように加工しています。
・両端に一つもしくは複数の凸を施しています。
  
■商品について
・天然の木材を使用しているため、すべて1点ものとなります。
・十分に乾燥して製造しておりますが、まれに割れや歪みが起こる場合があります。
・ハンノキの樹皮を残したデザインです。剝がれないよう加工を施していますが、経年変化などで剥がれや欠けが生じる場合があります。
  
■使用上の注意
ハンノキ花粉アレルギーをお持ちの方は、枝を触った際にアレルギー反応が出る恐れがあります。かぶれや湿疹、かゆみなどのアレルギー反応が出た場合はすぐに使用を中断し、医師の指示に従ってください。
  
■商品の取扱い/お手入れ方法など
製品には、オイルなど不純物の塗装をしておりません。使用していくうちに変化する風合いをお楽しみください。
水濡れに弱い製品です。
濡らしてしまうと、木材にひびや割れが生じる恐れがあります。ご注意ください。

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kewotne(ケウォッネ)はアイヌ語で「体調が回復する」という意味。
  

コンセプトは 触ってほぐせるアイヌの工芸

アイヌの民具である赤ちゃんのおしゃぶり『テペ』に着想を得て、現代の暮らしに溶け込む癒しグッズ[つぼ押し]としてリデザインしました。
木材は、実際の『テペ』と同じハンノキを使用しています。ハンノキはアイヌ語で「ケ(血)、ネ(なる)」=「ケネ」と呼ばれ、「血となり薬となる」と言われており、まだ抵抗力のない赤ちゃんが「ケネ」をなめたりかじったりすることで、強く健康に成長してほしいという願いが込められています。
そのような『テペ』から生まれた本製品が、忙しいあなたの日常に寄り添えるアイテムになれればという想いで制作しました。
  
二風谷に自生するハンノキを使用しており、アイヌ工芸作家が一つ一つ木の形に合わせて制作、木彫を施しています。

プロフィール

川村 真優香

東京藝術大学大学院美術研究科 Design Alternative研究室 所属
東京都出身。
『風の谷のナウシカ』をきっかけに、民族文化や人々の暮らしの営みに興味を持つ。
手触りなど触覚、感情にフォーカスし、映像・アニメーション・写真表現を通して作品を制作。

貝澤 太一

アイヌ工芸作家/平取町出身 
 
平取町二風谷に生まれ、豊かな自然とアイヌ文化に囲まれた環境の中で育つ。
15年間のアイヌ文化研究者の経験から、木彫工芸品の製作やアイヌ文化自然体験を指導するなど、自然とアイヌ文化の関わり合いを体感する活動を行う。